デザイナーズデッキが増える中で求められるデッキ構築能力
皆様、こんにちは!青山瑞樹です。
朝から蝉が鳴いており、夏を感じますね。
暑いのは好きでないので、辛いです(笑)
さて、今回はデザイナーズデッキが増える中でのデッキ構築能力の重要性のお話。
ガチめな話でニッチな部分をつくので、イメージしにくい方も多いと思います。
古いOCGの話題も入れており、おっさん向けのプレイヤーに向けて書きました。
今回の内容
デザイナーズデッキとは
かなりコアなTCG専門用語になるので、簡単に説明しようと思います。
TCG用語なため明確な定義があるわけではなく、TCGによっては若干異なることもあるかもしれません。
本記事内で取り扱うデザイナーズデッキとは
カードデザイン側(コナミ等)がデッキ構築されること想定して用意したテーマデッキ
という意味である。
ラッシュデュエルはスターターデッキがメインであり、パック種類が少ないため現状デザイナーズデッキしか存在しないと私は思っている。
(※キャラパックはデザイナーズカードのみが収録されているパックとも言える)
OCGではBF、ライトロード、宝玉獣、ドラグニティなどのテーマデッキを想像してもらえればイメージしやすいかもしれません。
(※OCGプレイヤーではないため、例えが古くて申し訳ございません)
デザイナーズデッキの特徴
カード名やテキストにテーマとなるキーワードが入っていることが挙げられる。
先ほど例に挙げたBF、ライトロード、宝玉獣、ドラグニティは全て該当する。
ラッシュデュエルではそういったキーワードはまだないが種族(魔法使い族、ドラゴン族)で縛られているカードが多いため、デザイナーズデッキの仲間と言えるでしょう。
これらのデザイナーズデッキの大きな特徴としては
デッキ構築が比較的簡単
という点がある。
カードにキーワードを含むカードと汎用性のあるカードを入れていくと自然にデッキの大半が完成する。
TCG経験が浅いプレイヤーでも簡単にデッキ構築ができる仕様となっており非常に遊びやすいのである。
昔のOCGでもデザイナーズデッキは存在したものの弱すぎてデッキとしては力不足だった。
そのため、昔はスタンと呼ばれる非デザイナーズデッキが一般的だったのを覚えている。
私が知っている非デザイナーズデッキの例としてはスタン、光と闇の竜デッキ、ジャンクドッペルなどがある。
これはカードパワーの高いカードの集合体もしくは特定のカードを生かすように構築されていた。
最近はデザイナーズデッキが強化され非デザイナーズデッキを構築するのが難しくなっている。
デザイナーズデッキに投入されるようなカードは専用カードが多く、非デザイナーズデッキでは使いにくいのも特徴と言えるかもしれない。
よほど強力かつ手軽なカードでない限り、他デッキで採用されるデザイナーカードはない。
デザイナーズデッキは増えている
近年のカードゲームを見るとデザイナーズデッキは非常に増えていると感じる。
遊戯王OCGでいえばストラクチャーデッキはまさにデザイナーズデッキの典型例であり、デッキ構築が簡単という長所を生かして初心者でも扱いやすい。
販売側も売りやすく、購入側もそのテーマが欲しい人は迷わず買える点からwin-win関係となることが多いのもデザイナーズデッキを増やしている理由でしょう。
国産TCGではアニメ作品とコラボしたりすることもあるため、デザイナーズデッキをメインにしたほうが成功していると言える。
昔とはTCG事情が大きく変化した部分かもしれません。
求められるデッキ構築能力
さて、ここからが本題でガチめなお話になります。
ここまではデザイナーズデッキが増えていて、デッキ構築は比較的簡単という話をしました。
これが大会に与える影響というのが本題です。
上記でも述べたようにデザイナーズデッキのベース部分は自然と同じような形になるため、あまり差が付きません。
デッキレシピもネットから簡単に拾えるため、ある程度のレベルのプレイヤーになるとデッキの大半が似たような形になってしまいます。
デッキ構築のベース部分においてデザイナーズデッキはあまり選択肢を持たないため、自然と似たような形になってしまうのは仕方ありません。
ここでプレイヤーに与える影響の1つがデッキ構築能力の低下です。
昔に比べてデッキが組みやすく、サクサクと構築ができるためプレイヤーは昔に比べてあまりデッキ構築に頭を悩ませる必要がなくなりました。
大会においてはデッキで差が付きづらくなっています。
デッキ構築でライバルに差を付けようという発想がなくなっている方も多いのではないでしょうか??
実を言うと大会で勝とうと思った際にはこの発想は重要です。
デッキで差が付かないということは勝負を分けるのは運(先攻後攻)、プレイングになります。
運は自らでコントロールできず、プレイングは練習なので一朝一夕には身に付きません。
その際に勝利を目指す際に必要なのが価値が低くなっているデッキ構築能力です。
差が付きにくくなっているとは書きましたが、差がつかないわけではありません。
今のTCG事情を考えると鍛えるべきはデッキ構築能力かもしれませんね。
ここで例を2つ出します。
【例① ラッシュデュエル】
ラッシュデュエルは現在竜魔1強環境です。
大会という勝利が優先される場においては竜魔以外のデッキを使う理由はありません。
カードプールの関係でそれほどのアンバランスな環境となっています。
そうなればミラーマッチは当然のように発生します。
(※同じデッキ同士の対戦)
そんな環境であなたの使う竜魔はミラーマッチを意識した構築をしているでしょうか?
デザイナーズデッキが幅を利かせ、似たようなデッキは間違いなく多いです。
竜魔も7,8割くらいのカードは共通しているのではないでしょうか。
残った部分で個性を出し、ライバル達に差を付けることは可能です。
大会という場においてはデッキ構築は非常に重要な要因となり得ます。
【例② 他TCG】
環境トップのデッキがデザイナーズデッキA,Bの2種類あったとしましょう。
あなたの使うデッキはどちらのデッキに対しても五分以上戦えるような構築ができているでしょうか?
自分でデッキを組んでいる場合はきちんとミラーマッチや残った1種の環境デッキと戦えるようになっていますか?
ネットから拾ったデッキであれば、デッキに入っているカードの理由を理解できているでしょうか?
もし採用が理解できていないカードがあれば、それはあなたがデッキを理解しきれていない証拠です。
環境序盤はデッキ構築能力で差が付く
もし大会で勝ちたいという思いが強くあるのであれば、デッキ構築能力を鍛えるのは有効な手です。
特に環境序盤ではデザイナーズデッキでも構築が固まりきっていないため、最も差をつけやすいのはデッキ構築能力だと思います。
環境に多いデッキを読み、それらに強いデッキを組む。
これが勝利へのコツです。
これは環境のトップのデッキが1つでも3つでも変わりません。
デッキが強いことはそれだけで有利に働きます。
今はデザイナーズデッキが増え、同時にデッキ構築能力が高くないプレイヤーも増えていると思います。
だからこそ差をつけるべきはデッキ構築能力!
ここを鍛えると頭1つ抜ける可能性はじゅうぶんにあります。
デッキ構築能力の鍛え方
鍛え方は人それぞれやり方が違うと思うのですが、私のやり方を書いておきます。
仮想敵に対して有効なカードを考える。
これだけです。
正直、あまり具体性がなくて申し訳ない💦
TCGは考えれば考えるほど強くなるゲームです。
これは対戦中に限りません。
デッキ構築の鍛え方はデッキ構築する前部分にあります。
仮想敵に対して、有効なカードを考える。
これができるかどうかだと思っています。
もちろんカジュアルであれば好きなカード入れてデッキにするほうが楽しめると思います。
ここは分けて考える部分ですね。
最後に
というわけでデッキ構築能力のお話でした。
デザイナーズデッキの話を耳にしたので自分の意見を文字にしてみました。
かなりガチ向けであまり面白い話ではないかもしれません。
最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。
TCGが変化するにつれて、勝つために必要とされる能力も変わっているように感じます。
自分が遊んでいるTCGで勝つためには何が必要なのか?
一度考えてみると良い刺激になるかもしれません。
それでは、今日はここまで!
充実した1日にしましょう!青山瑞樹でした♪